足場工事の種類をご紹介!
2024/07/13
足場工事には、大きく分けて3種類の基本的な形式があります。単管足場、ブラケット足場、クランプ足場に加え、今回紹介する吊り足場、法面足場、一側足場も重要な役割を担っています。それぞれの詳細と用途について、詳しく解説します。
1. 吊り足場
吊り足場は、橋梁や高層建築など、地上から足場を組むことが困難な場所において、高所作業を行うための仮設作業床です。鋼管やワイヤーロープなどを用いて建物の構造物や鉄骨梁などに吊り下げ、作業床を設けます。
特徴
- 地上からの設置が難しい場所でも施工可能
- 高層建築や複雑な形状の建築物にも対応可能
- 広い作業空間を確保できる
- 安全性の高い構造
用途
- 橋梁の点検・補修工事
- 高層建築の外壁工事
- 鉄塔や煙突の工事
- 造船所における船体工事
- ダムや発電所の工事
2. 法面足場
法面足場は、斜面や土壁など、不安定な地盤に設置する足場です。鋼管や木材、土嚢などを用いて、足場の安定性を確保します。
特徴
- 斜面や土壁など、不安定な地盤にも設置可能
- 地盤の状況に合わせて柔軟に施工できる
- 災害復旧や土木工事などにも幅広く対応
用途
- 斜面の護岸工事
- 土砂崩れの復旧工事
- トンネル工事
- 橋梁工事
- 法面の植栽工事
3. 一側足場
一側足場は、狭い場所や壁面に沿って設置する足場です。ブラケットやコンクリートブロックなどを用いて、壁面に金物を取り付け、そこにパイプを差し込んで組み立てます。
特徴
- 狭い場所や壁面に沿って施工可能
- 省スペースで設置できる
- 軽量で施工が簡単
用途
- 外壁塗装工事
- 店舗や住宅の改装工事
- 設備工事
- イベント設営
それぞれのメリットとデメリット
種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
吊り足場 | 地上からの設置が難しい場所でも施工可能、広い作業空間を確保できる、安全性が高い | 比較的高価、施工が複雑 |
法面足場 |
斜面や土壁など、不安定な地盤にも設置可能、地盤の状況に合わせて柔軟に施工できる | 地盤の状況によっては設置が困難な場合がある |
一側足場 | 狭い場所や壁面に沿って施工可能、省スペースで設置できる、軽量で施工が簡単 | 強度が低いため、限定的な用途にしか使用できない |
まとめ
吊り足場、法面足場、一側足場はそれぞれ異なる特徴と用途を持ち、足場工事において重要な役割を担っています。これらの足場を適切に選択することで、安全かつ効率的な作業が可能となります。
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